Special column

スーツを装う楽しみ

スーツの格好良さは
メンテナンス次第で
持続することを実感

ドーメル青山店 店長

松田 修和

NOBUKAZU MATSUDA

1974年生まれ。
国内老舗服地メーカーにてテキスタイルデザインに携わり、のちに店舗運営やオーダースーツの販売に従事する。
2011年よりドーメル・ジャポンに入社し青山店の店長を務める。

かかりつけ医が大切な様に、かかりつけのメンテナンス屋さんを見つけられることは大きな喜びです。困ったときに相談が出来、トラブルを解決してくれる。そんな安心を手に入れられます。
購入後の心配から解放され、お気に入りの品との長い付き合いが可能になるのです。

その安心を得られる前の私は、クリーニングに信頼を置けなかった時期が有る。
その頃は、クリーニング店の一番高いサービスであれば安心だという盲目な見解があった。
しかし、実際には満足できる様な仕上がりでは無い事も多く、様々な失敗を経験。

そうして、クリーニングに対して疑心暗鬼となり、ブラッシングやアイロンなど、自分自身で出来る限りはメンテナンスをすることで、よっぽどのトラブルが無い限りはクリーニングに出さないようにしてきた。
お客様に対しても同様で、汗やシミが気にならない限りは、むやみにドライクリーニングに出すことを控える様にお伝えしていました。

そんな中、寺前さんと出会いました。

クリーニング界に一石を投じたいという熱い想いを聞き、実際に研究や改善に取り組む姿勢に意気投合しました。特にどのような仕上りがお客様の満足につながるのかを話し合いました。

いくら綺麗に汚れが落ちても、最終のプレス工程が重要という事。理想は購入したての時の様な生地の風合いと立体感ある仕上り。ここが理想の状態で届くのであれば、自信をもってお客様へご提案も出来、デリケートな品物を安心して販売できます。

お客様自身も、高額なデリケートな品物のメンテナンスをどうすれば良いか不安を抱えています。
その手助けをしていただける事が心強いのです。

その寺前さんから新サービスとなるスーツメンテ.COMをスタートさせたと聞き、俄然興味が湧きました。スーツに特化することで、価格を抑えながらも高品質をお届けできる、お勧めのサービスとの事。

丁度、衣替えの時期なので半年前に仕立てたばかりの秋冬のジャケットと、何年もクリーニングに出していないモヘア混スーツをお願いしてみました。
特にジャケットはウール&シルク&リネンの3者混で生地の表情や風合いが損なわないかドキドキしながら仕上がりを待ちました。

待つこと、3週間ほどで手元に届いたスーツとジャケットはどちらも期待を超える仕上りで大満足。
この難しい素材の風合いを損なうことなく、表面の状態も申し分ありません。モヘア混スーツの方も思っていた以上に汗などが蓄積していたようで、オーダーした頃の風合いを取り戻し全体的にパリっとした仕上りになりました。

それもそのはず、アイロンがけは長くテーラーをされていた職人さんを常駐させており、それにより他店とは一線を画した仕上がりを実現している。

次は、もっと難しそうな素材の物でもお願いして見ようかなぁと(笑)
いたずら心と期待感がないまぜになります。

Contact

サービスについての疑問・質問や、お申し込み後のお問い合わせなど、お気軽にご連絡ください。